振袖の人気の色や柄とは?振袖選びのポイントをご紹介
振袖は特別な日のための大切な衣装です。
ご本人やご家族にとっても一生の思い出になるため、選ぶ際には慎重に検討したいですね。
振袖の選び方について、入手方法、色の選び方、柄の選び方の3つのポイントを詳しくご紹介します。
振袖選びのポイント1:入手方法について
まず、振袖を選ぶ際に重要なのは予算です。
呉服店で購入する場合は約50万円、レンタルの場合は約20万円が目安です。
成人式の後も振袖を着る機会が多い場合は購入がおすすめです。
購入した振袖は結婚式やお正月など、さまざまな場面で着ることができますし、将来お子さんに引き継ぐことも可能です。
姉妹で共有することもできるため、家族全員で振袖選びを楽しむことができます。
着物を着る機会が多い家庭や、着物に興味がある場合は購入がより有効です。
新品を購入するだけでなく、中古やリユース品を選ぶ方法もあります。
リユース品でも状態の良いものを選べば、新品同様の美しさを楽しめます。
一方、保管や維持の手間を省きたい場合はレンタルがおすすめです。
「ママ振り」というお母さまの振袖を再利用する方法もあります。
しかし、帯や小物を新たに揃える必要があることが多いため、早めの準備が大切です。
振袖選びのポイント2:色の選び方について
次に、振袖の色選びについてです。
振袖は全身を覆うため、色の印象が強くなります。
定番の色は赤、ピンク、白、黒です。
赤は華やかで若々しい印象、ピンクは優しく女性らしい印象、白は清楚で可憐な印象、黒は高級感と重厚感を与えます。
これらの色は長く愛用でき、帯や小物を変えるだけで違った印象を楽しめるため、多くのシーンで活躍します。
個性的な色を選ぶと、他の人と被りにくいというメリットがありますが、好みが変わりやすいことや、姉妹で共有しにくいというデメリットもあります。
深い色や渋い色を選ぶと、後で「もう少し若々しい色にすればよかった」と感じることもあります。
成人式のような特別な日には、思い切って華やかな色を選ぶのも良いでしょう。
振袖選びのポイント3:柄の選び方について
振袖の柄選びも重要です。
吉祥文様やおめでたい動植物の柄が一般的です。
代表的な柄には、以下のようなものがあります。
花車・御所車:平安貴族の乗り物である御所車と花の組み合わせで、高貴さと華やかさを表します。
檜扇:末広がりを意味し、発展・繁栄を象徴します。
熨斗・束ね熨斗:貴重な海産物である鮑を加工した縁起物で、多くの祝福を意味します。
牡丹:豪華な花で、富貴・高貴を象徴します。
藤の花:高貴な花とされ、子孫繁栄を意味します。
松竹梅:松は強さ・生命力、竹は成長・潔さ、梅は忍耐力を表します。
鳳凰:平和と幸福を象徴する伝説の鳥です。
孔雀:子孫繁栄や厄除けの意味があります。
鶴:長寿を象徴します。
また、着物全体の柄の配置も重要です。
全体に柄が入っていると豪華な印象に、ポイントで柄が入っているとクールですっきりとした印象になります。
華奢な方は大きな柄、ふくよかな方はすっきりとした柄を選ぶと、より美しく振袖を着こなせます。